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「しがらみ」の正体を解説します!

こんにちは、zumです。しまに来てようやく6年。その中で100回ぐらいは聞いた言葉「しがらみ」。最初は耳から入って知識で覚え、ある程度体感して、なんとなく全体像がつかめるようになり、今では「しがらみ」の正体を俯瞰して見られるようになりました(笑)そこで今回は、指向を変えて「しがらみ」について、解説したいと思います。なお、「もっとこんな『しがらみ』もあるんで」という方は、また教えてくださいね!

「しがらみ」とは、国語辞典によると

《動詞「しがら(柵)む」の連用形から》

  1.  水流をせき止めるために、川の中にくいを打ち並べて、それに木の枝や竹などを横に結びつけたもの。
  2.  引き留め、まとわりつくもの。じゃまをするもの

だそうです。 柵という字を書くのですね。

しまで言う「しがらみ」は大きく分けて2つあるように思います。

1つ目は、仲良しのグループから来るもの。2つ目は、世代間の考え方の違いから来るものです。

1つ目は、この人と仲良くしたら、あの人と仲良くできないとか、そんな類のものです。私は移住者なので「しがらみ」は無いと思っていました。しかし、以前に私の知らない所で何かの会に私を呼ぶ・呼ばないの話になったことがあるらしく、その場にいたある方(ちなみに、私とは関係良好な方です)が「あの子はしがらみが色々あるから」と、断ったそうなのです。このように、「しがらみ」は自分の予期しない場所で、しかも移住者にも発生するようです。

2つ目は、小豆島の人口構造に大きく起因しているように思います。世代間で考え方が異なった場合に、人数の多い上の世代の声が大きくなるというものです。

このデータは「小豆島の人口ピラミッド」(出典:町長ブログ「八日目の蝉」平成28年10月19日)ですが、高齢化率40%の小豆島において、自分よりも上の世代の方が圧倒的に多い事がわかります。戦後を生きた世代、高度成長期を経験した世代、バブル後しか知らない世代、と受けた教育や世論が違うので、世代ごとに考え方は大きく異なりますが、この人口構成により、人数の多い上の世代の声が大きくなるというものです。

では、その中でどう生きていくのか?ですが、小豆島の先輩に聞いてなるほど!と思ったのは「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない」「何をしても何か言われるのだから、もう気にしない」というものでした。厳密に言うと、日本では出過ぎた杭になったあと、ものすごく出過ぎるとまた打たれるラインがあるように思うのですが、小豆島では当てはまらないように感じます。(というのは、そのラインを超えるのは、ライブドアの堀江さんとか、村上ファンドの村上さんのようなイメージだからです。)

また、まちビジネス研究家の木下斎さんは、地方創生のリアル「なぜ地方では新しい事業がつぶされるのか~ビジネスの芽を摘む「地域魔女狩り」の仕組み」(東洋経済オンライン) の中で

重要なのは、結果を残すことです。結果がでれば、評価は後からついています。特に評価は、大抵の場合、地域内ではなく地域の外から高まります。外が評価する事実をもとにして地域内での評価も高まるという構造です。この順番を常に意識しなくてはなりません。

と述べています。

結論としては、自分も体感することがあるので、「自分が下の世代に言う一言は、下の世代の人は上の世代の二人から言われる」事を心掛けて、言動に気を付けています(笑)

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