きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

飲食業

オリーブのおいしさを伝える

鈴木さん
「オリーブが好きなんです」。飾らず話す鈴木さんの言葉はとてもさわやか。
元々パン屋やイタリア料理店などいくつかの飲食店で働いていた鈴木さん。スペイン料理店で働いているときにオリーブの美味しさに目覚め、その後イタリアに旅行した時に味わった搾りたてのオリーブオイルのあまりの美味しさに、オリーブの魅力に取りつかれたそうです。
日本でも、もっとオリーブと関わりたいと思い、帰国後インターネットで調べて知ったのが、井上誠耕園。実際に農園を見学し、井上社長に相談しながら、島の雰囲気が気に入ったこともあり、骨を埋める覚悟で移住を決められました。
島に来て9年目。鈴木さんは、どんな島暮らしをしているのでしょうか。

Q1.あなたの普段していること(仕事内容など)を教えてください。

カフェ忠左衛門の運営や新商品の開発や既存商品のリニューアルをしています。
入社当初は農園で働き、その後、製造部で食品の製造をしながら既存製品のリニューアルや、新商品の開発も行っていました。入社当時は、会社もずっと小さかったので、食品製造や化粧品の箱詰め、取引先への配達をしたり、各地で開かれるデパートなどの催事に出向いたりと、本当に色々なことをやりました。今はカフェの店長として、日々カフェの業務の合間にカフェや商品の開発も手がけていますが、片手間では出来ない仕事なので、なかなか時間の使い方が難しいですね。鈴木さん

Q2.今、がんばっていることを教えてください。

がんばっているのは、新商品のラップサンドの開発ですね。これからも、もっと美味しく、もっと色々な種類を、もっと原価を下げてリーズナブルな値段 で(現行 280 円)販売できればと思っています。
また、島の人にオリーブオイルを使うとこんなにおいしい料理ができるんだよってことを伝えていこうとしています。オリーブの産地である小豆島の人でも、案外オリーブを知らなかったり、日常的にオリーブオイルを使わなかったりと、そこまで普及していないように思うんです。例えばカフェのメニューに『鶏肉と海老のアヒージョ』というスペイン料理があります。これは鶏肉と海老とガーリックをたっぷりのオリーブオイルで揚げ煮にして、味付けは塩だけのシンプルなお料理なんですが、食べられたお客様は、皆さん喜んで帰られます。ご自宅でも簡単にできるお料理なので、是非つくってもらいたいです。鈴木さん

Q3.今後の目標を教えてください。

実はあまり接客業が得意な方ではなく、料理を作ったり、作業をコツコツしたりという方が向いているので、もっとお客様と上手にコミュニケーションをとれるようになりたいと思います。
実は、家庭を持てば今までとは見方とかが変わってくるんじゃないかって思うんです。もしかしたら、今は1人だから自分よがりになっているのかもしれません。結婚してパートナーを想ったり、母親として子を育てることで人との関わり合いに深さが出てくると思います。
鈴木さん

Q4.あなたにとって、小豆島とはどんな場所ですか?

心が休まる場所です。海と山があって、何よりもオリーブがある。私に合っていると思います。
初めて小豆島に来る前は何にもなくて困るだろうなって思ったのですが、来てみると色々揃っていて生活の全てが小豆島で完結する立派な島だなと思いました。今でもお休みがあっても島を出ずに過ごしています。島に来た時に家も購入していて、今では自宅でもオリーブを30本育てています。鈴木さん

Q5.あなたのとっておきの小豆島の『きれいなもの』教えてください。

『オリーブ発祥の地』の石碑から上にも登ったところにある展望台です。あと、石碑から下に降りた所にオリーブのアーチが続くところがあって、そこもお気に入りの場所です。家の近所なので、散歩がてらよく行きます。内海湾を見渡すことができてとても眺めがよく、あまり知られていないお気に入りスポットです。

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