きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

農業

オリーブの成長。自分の成長。


私が彼女を知ったのは、雑誌『AERA』(※1)の小豆島特集を見たときだった。
「会ってみたい」。ただ純粋に、そう思った。
移住者で、オリーブ会社・東洋オリーブ(※2)で働いている彼女。
いくつかのメディアの取材を受けたことがあるというが、
それは、単なる物珍しさからではなく、彼女が放つ魅力からなのだろう。
小豆島ガール運営メンバーも、その魅力に吸い寄せられるように
「どうしても取材がしたい!」と、会いに行ってきた。

【プロフィール】
1985年生まれ。高知県出身。神戸の大学を卒業後、名古屋で就職。
小豆島に出会ったのは2009年10月、田舎で働き隊(※3)に参加した時。
半年間のインターンでオリーブの魅力にはまり、そのまま小豆島移住へ。
東洋オリーブに勤め、オリーブ栽培に携わって2年が経つ。

Q1. なぜ小豆島に移住しようと決めたのですか?
どんぴしゃだったんです。この島に来た瞬間に、ここだ!って。
それまで農業なんてしたこともなかったんですけど、
大学を卒業したあたりから「農業がしたい」という気持ちはありましたね。
オリーブは実家の食卓でもよく使われていて、常に身近な存在だったんです。
オリーブの島というイメージの小豆島で働き隊に応募したのが、すべての始まりですね。

Q2. オリーブ栽培の仕事で、楽しいのはいつですか?
やっぱり収穫の時期が一番好きですけど、年中通して楽しいですよ!
夏の水やりも、冬の剪定も。仕事を楽しんでできています。
日々学び、考えながら作業ができているので、
いつか新しい栽培方法なんかも提案できるようになれたらいいですね。

Q3. お休みの日はどのように過ごしていますか?
釣りやスポーツをしています。ロッククライミングなども。
釣りはよく近所の人に誘っていただいて、メバルとかいろいろ釣りますよ。
スポーツは、最近はフットサルによく参加しています。
小豆島には運動サークルがたくさんあるのでいろいろ行くんですけど、
いつも「○○のスポーツがしたいなー」とか口にすると、
周りの人が自分のことのように探してきてくれるんですよね。
住む家を探す時もそうだったんですけど、そこがまた島らしい!

Q4. 清岡さんの元気の源って?
オリーブ栽培にしても、フットサルにしても、教えてもらう環境が好きなのかも。
学ぶことが多いと、飽きないですよね。
初心者の初心者だから、どんどん向上していけるじゃないですか。
新しいことを教えてもらったとき、すごく充実した気持ちになります。

Q5. お気に入りの場所を教えてください。
まずは池田にある、会社のオリーブ農園。最高の場所で仕事をしています。
三都半島の海も好き。釣りにくるたびに、「別荘建てるならここが良いなぁ。」と
思ってしまいます。あとは、行くたびに「わぁーすげー!」ってなるのが、
小豆島の北側にある石切り場。通るだけでテンションがあがりますね。

彼女を表現するのには『快活』という言葉がふさわしいだろう。
取材依頼のときから「いいですよ!」と、笑顔で快諾していただき、
取材中も笑顔は絶えず、話を聞いているこちら側をも笑顔にさせる。
オリーブの成長と自分の成長を重ね合わせる清岡さん。
彼女の向上心で、これからのオリーブ業界がより良い方向に進んでいくことを期待して。

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【補足説明】
※1 AERA…朝日新聞出版の週刊誌。HP→http://www.aera-net.jp/
2010年10月11日発行誌『オリーブの島で暮らしたい』特集より
※2 東洋オリーブ…小豆島町のオリーブ会社。HP→http://www.toyo-olive.com/
※3 田舎で働き隊…H22年度までは農林水産省の農村活性化人材育成派遣支援モデル
事業だったが、H23年度からは農林水産省の職と地域の交流促進対策交付金事業へ。

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