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島仕事, 食材をみつける

世界初!日本産有機JAS認定のオリーブオイルが生まれます

viciaと佐藤さん
ヤマサン醤油(株)オリーブ事業部さんが、日本初!オリーブ農園と加工場のダブルで『有機JAS認定』を取得しました。
オリーブゾウムシにやられたオリーブ農園
「うちでは、“原点”を大切にしています。オリーブも古来は化学肥料を使用せずに育てられていました。小豆島でもできるはずと原点に戻って有機で育て、“本来の味”を生み出そうとしています」農地の代表は語ります。ヤマサン醤油さんは、小豆島で一番古い醤油屋です。長い歴史の中で“食品”とは何たるものか必死で向き合ってきたからこそ大切にするポリシーです。
オリーブゾウムシにやられたオリーブ農園
小豆島のそれぞれのオリーブ農家の前身には大きくわけて2パターンあります。
1つ目は他の農業をやっている中でオリーブをやる意義を感じ、オリーブに移っていった“農業”生まれの企業。
2つ目は醤油業をやっていて、『食品』『調味料』として企業ポリシーに一致して始めた“食品”生まれの企業。
この後者が“有機・無農薬”を大切にする傾向があります。

ヤマサン醤油さんもその1つ。明治41年に小豆島でオリーブ栽培が始まるずっと前、まだちょんまげ姿の江戸時代の弘化3年より『食』に向き合い続けている企業です。栄枯盛衰の中で求められ続けているのは、“有機”を流行として追求しているのではなく、ずっと根深いものがあるからでしょう。
米糠で菌を培養
どんなチャレンジをなさっているかは、現場で本人から伺わないと伝わらないことなので、ここではあえて詳しく綴らず、2点だけお伝えしておきます。
1, 多方面で常識を覆しています ※見学に行く方は2つくらい他の農地も見学することをお勧めします。
2, 有機認定を取得するのはどこも苦労している中、国産オリーブオイル“初”の上に果樹でも取得は珍しいことです。
オリーブゾウムシにやられたオリーブ農園
なお、ヤマサン醤油オリーブ事業部さんでは、電話一本でいつでも見学させてくださいます。
それはそれは熱い想いを伺うことができるでしょう。
ただし、行く際は「見学させてくれてありがとう」という想いは持って行って頂きたいと私は思います。
鶏糞+米糠で培養した菌+オリーブ
私は「有機」=「美味しい」とは思っていません。
「農業は有機じゃないといけない!」とも思っていません。
ただ、人と現場と結果から生まれる感動は「美味しい!」という一言に繋がるでしょう。
ヤマサン醤油オリーブ事業部さんのオリーブオイルがどのような風味か味わえるのは1月21日(月)以降の予定。
どんなオリーブオイルが誕生するのか、楽しみです。

kelly

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[参考]
◆『草抜き』への試み (草生栽培)

http://shimagirl.seesaa.net/article/199048255.html

◆化学的な農薬を使わない栽培への試み

http://shimagirl.seesaa.net/article/202327620.html

◆オリーブでオリーブを育てる(循環農法)

http://shimagirl.seesaa.net/article/206906753.html

◆戦う男たち - オリーブ栽培のこと

http://man41.blog20.fc2.com/blog-entry-1173.html

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[問い合わせ]
ヤマサン醤油
〒761-4426 香川県小豆郡小豆島町馬木甲142番地
TEL 0879-82-1014 TEL(IP)050-3785-3480 FAX 0879-82-7222

http://yamasanshoyu.co.jp/