きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

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恋しくなった土のにおい

皆さんは新年をどう過ごされましたか?
私は首都圏の夫の実家に帰省していました。 今回の帰省で気が付いたことがあります。
今まで、私の場合、島にいると時々都会に行きたくなり、
都会に行ったら行ったで人や建物の多さに疲れてしまい、
島に帰りたくなる繰り返しであると思っていました。
しかし、今回気がついたのは、
私は島の『土のにおい』を求めていたのだということです。

帰省して数日は、テーマパークやミュージカルに行ったりして、
都会の暮らしを満喫していました。
しかし、4~5日経つと、私は思いっきり子どもを遊ばせてあげたいなと
思い始めたのです。帰省先は、東京駅から1時間以上かかるので、
都心ではありません。しかし、公園や室内の有料の遊び場はあっても、
なかなか土の場所はないのです。
そんな中、たまたま訪れた貸し農園で、
自分の肩の力がふっと抜けるのを感じました。
コンクリートの地面ではなく、そこには土がありました。
貸し農園と言っても、3坪ほどの広さで、賃料もそれなりにしますし、
むしろ野菜を買ったほうがお安いです。
しかし、ここが盛況で、中には1時間かけて通われている方も
いらっしゃるとのことでしたので、皆それだけ自然のものを求めているのだと
思いました。 外に出てみると、改めて見えてくるものがあるとはこのこと。
私は、大学時代、あまり勉強はしませんでしたが、
実は移住論というゼミに所属していました。
そこで主に日本から海外に移住して暮らす方の勉強をしていたのですが、
今のハワイには、日系の方が約2割いらっしゃいます。
ハワイはアメリカでありながら、靴を脱いで建物にあがる習慣や、
食べ物を箸で食べる習慣があります。
外の文化と融合しながら、新たな歴史ができていったのです。
そんな大きなことには、関われないかもしれませんが、
今年は、私も移住民のひとりとして、
新たな目線から島の良さを発信できればなぁ~と思っております。

今年も、どうぞよろしくお願いします。