きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

島仕事

木桶職人復活プロジェクト

これは醤油を仕込む桶の写真です。
それも、まだ作られて間もない『新桶』です。
よく見てみると、柱を挟んで左右の樹の質が違うことがわかりますか?
右側が『新しい木』左側が『組み直しの木』なのです。
両方の木で作られた醤油の『新桶』です。
醤油屋なら『新桶』がどこにでもありそうな気がする方もいるかも知れませんが、実は滅多にありません。
左側のような『組み直し(※1)』の『新桶』を作った会社はわずかにあっても
右側のように新しい木から新調したのはヤマロク醤油さん1社のみです。
※『組み直し』とは、修繕の必要がある醤油の桶を一度解体し、手を加えた後に再度組み直すことです。
そもそも桶で仕込まれたお醤油は全生産量の1%を確実に切っていて大変希少です。
その1%を生産している桶の多くの桶も100年〜200年以上使われており、後50〜100年経つとほぼ全ての桶が使えなくなります。つまり、日本の古来から引き継がれた風味が消えてしまうのです。
このことを防ぐには桶を1から作り出すしかありません。
しかし、仕込み用の大桶を作れるのは大阪の堺市にある「藤井製桶所」1社のみです。
その1社も職人が高齢です。
技を引き継がなくてはならない。
そこで、「木桶職人復活プロジェクト」が立ち上がりました!
現状を知る誰もが“誰かが受継がねば”とわかっていながら、私も含めて「じゃあ桶職人になろう!」と手を上げる方はいませんでした。そんな中ついに!
私も応援します。
皆様、日本から伝統ある風味が消えぬよう、ご協力願います。

kelly

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詳細:木桶職人復活プロジェクト
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