きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

瀬戸内国際芸術祭

「瀬戸内国際芸術祭2013 春会期」閉幕。そして続く


瀬戸内国際芸術祭2013 春会期」4月21日に閉幕。
小豆島では夏会期までの間も作品を見ることができます


3月20日から1ヶ月続いたはずだけれど、私にとっては昨日始まったばかりのような気がしてならず、寝ぼけているかのよう。


私は瀬戸内国際芸術祭の会場の1つ「醤の郷+坂手港プロジェクト」対象地区に住んでいます。この地域に入ってくれているクリエイターの方々は京都造形芸術大学の先生方が多いのだけれども、京都造形芸術大学は私の母校。その母校で造った私の卒業制作の舞台が「醤の郷」。


そんな関連もあって連絡をいただいて会ったり、家の周りを歩いていると会い、船に乗っていても会い、出張先でも会う。真面目な話をすることもあれば、どうでもいいくだらない話をしながら笑うこともそっちゅう。


クリエイターの方々と交わる機会が重なり合って混じり合って、なんだか会期前からミキサーの中で過ごしているような心境。
春会期終了日、ふと戸惑い、寂しさに襲われ、焦りました。


この感覚はなんだろうなと思い、改めて見つめて気づきました。いつの間にか、参加しているクリエイター一人一人を「人」として尊敬し、愛おしくなっていることに。


「会社名」とか「肩書」とか「有名」とか「一流」とか、そういう単語ではなく、触れ合って見えてきた、ただ一人の「人」として惹かれ、ばったり会えることが嬉しくてたまらない。
大好きな皆といれることが嬉しくてたまらない。


これまで各地の「芸術祭」に行ってきたけれど、開催地の中にいるのは初めて。中にいて、やっと価値がわかるんだなと実感してます。地元への浸透率が高くて、島の中の人だけではできない可能性を育てていっているクリエイターさん。現段階の作品が完結した答えでもないだろうし、誰もがこれから先はまだわからないくらいの化学反応が今日も起きている。


この機会をどう活かすか。丸1日真剣に考えました。
そして、芸術祭とか、小豆島とか、京都とか、大阪とかではなく、 私自身が、私自身の活動をもっとレベル高く続けていくと、 いろんなところで、いろんな形で活きていく。 ただそれだけだと確信しました。


これからも続いていく「瀬戸内国際芸術祭」。
作品単体ではなく、ゆっくりと作品の周りのストーリーも感じながら楽しんでいくと、心に響くものにたくさん出会えます。

kelly