きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

7月, , 島行事, 里のおすすめ

夏の始まり。小豆島。虫送り。

七月。
梅雨は、気分屋さんです。
今日は雨が降るのかな?と思っていたら、雲がなくなって晴れてきたり、
明日は晴れそうだ!と喜んでいたら、あっさり裏切られて雨が降りだしたり。
そんな季節に、小豆島では今年も、『虫送り』という行事が行われました。
虫送りとは、持ち手を竹で作った火手(ほて)と呼ばれる松明の火を
稲にかざしながら畦道を練り歩き、豊作を祈願する伝統行事です。
まずはzumuとmamecoで、肥土山地区での火手作りに参加してきました♪

割れ目を作った竹に、松の木などをはめこみ、固定します。

できた~♪ ※正しい持ち方ではありませんのでご注意ください。

そして迎えた半夏生、七月一日。肥土山地区の虫送り。

肥土山地区では、約350年前から続くこの行事を、絶やすことなく受け継いでいます。

土庄町の無形民俗文化財にも指定されています。

青々とした田んぼのあいだを、ふわふわとした炎が動いていく風景は、幻想的でした。
七月七日。中山地区の虫送り。

こちらの虫送りは、途絶えていた期間があったのですが、
昨年、映画「八日目の蝉」の撮影をきっかけに復活したものです。

町の呼びかけで、地元の方だけでなく、観光客も参加できるようになっています。
mamecoも体験させていただきました。

昔は、この中山から肥土山へ、そして黒岩地区へと火をリレーのようにつなぎ、
稲につく害虫を海まで追いやっていたそうです。
「伝統行事を受け継ぐ」ことは、「先人の知恵や想いを大切にする」ことだと思います。
小豆島の先人たちに想いを馳せながら過ごした、夏の始まりの夜のことでした。

mameco