クレヨンで汚れた手で額をなぐって、全身をカラフルにしながら絵本に向かう。
その手から生まれるのは世界の一つだけの物語。
「花火がどーんとしてな、パラパラ落ちるんが好きなんや。その、パラパラ落ちよる中には、クワガタの形の花火があがるんや」
のびのびとした発想。そして昆虫や車、戦いものの物語が多い男の子。
とっても丁寧に描き、家族や友達との愛情溢れる物語が多い女の子。
特に、いいなぁって思うのは、友達同士の励まし。
「普通の友達ちゃうんで。親愛なる親友なんや」
ついつい小学生として見てしまうのですが、出て来る発言はけっこう大人。
できた絵本本体に見開きをつけて
周囲を奇麗に裁断
包帯にノリをつけると
表紙が丈夫になるよう厚紙をつけます
最後の一筆。背にタイトルと名前を魂を込めて。
そして、表紙と本体をいよいよ合体。
ついに完成!
最終日は頑張ったご褒美にお菓子とジュースを皆と食べて
皆の本を読んではワイワイ♪
できた絵本は8月18日まで小豆島町立図書館(むとす館)に展示中。
絵本を読むと、子供達が何を大切にしているのかが伝わり、私も多くのことを教えられます。
体温溢れる絵本を、手に取ってご覧くださいね。
kelly