「漢字好きな人」
「・・・・・。」
「漢字が苦手な人」
「あら…漢字が苦手な人が多いみたいやなぁ。
今日は、苦手な漢字を面白く感じて
楽しく学んで貰える時間にしたいと思います」
と話を始めたのは岡野晃子さん。
彼女は漢字検定準1級を取得し、
四国地区第一号の漢字教育士・漢字教育サポーターでもあるのです。
今回はその岡野さんが行う「漢字のおさんぽ講座」に参加させて貰いました。
まずは小豆島の方言を漢字で書いてくれました。
「せんど 会ってないなぁ」「せんど 仕事するなぁ」と使われる「せんど」です。
これは漢字で書くと「千度」。たびたび等、回数の多いことを言います。
これは何の字かわかりますか?
虫に見えますが、実は女という字です。
女性が座っている様子から成り立っています。
これは?
「入」のようでしょ。しかしこれは「人」です。
人という字は人と人とが支え合って出来ていると聞いた事がありますが、
本当は人が腕を垂らして立っている形なんです。
今見ていただいた文字は古代字と言って、
亀のお腹の甲羅や青銅器に書き込まれた昔の文字です。
古代字を皆で書いてみましょう!
初めて見る絵の様な古代字を小学生達は楽しんでどんどん書き進めています。
おやっ?お母さん達も夢中です。
古代字で漢字に興味が出てきた子ども達は
貝合わせ(平成版漢字バージョン)で次々に左右の貝を組合せて
漢字を作って行きます。のってきましたぁ~。
最後は漢字カルタ☆
カードに書かれた言葉は「羅馬 ローマ」や「金学塔 ピラミッド」等。
見たこともない漢字が沢山あるし、一度だけフラッシュカードで読んだだけなのに・・・
子ども達はどんどんとカードを取って行きます。
遠くのカードは身体を伸ばして、時には走って向こうまでっ。
子どもの集中力と記憶力はスゴイ!!
最初は苦手と言っていた漢字も学び方によって
楽しく興味が出てきたんじゃないかな?
宿題の準備運動として取り入れたら、夏休みの宿題もスイスイ進むかも?!
saedon