きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

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二十四の瞳な夜

二十四の瞳の映画を観たことがありますか?
二十四の瞳の本を読んだことがありますか?

昭和の初め、小豆島のとある村の小学校に赴任した新米女性教師の大石先生と、
その教え子の12人の子どもたちによる、人情味溢れる物語です。
物語は大石先生が赴任してすぐ、子どもたちが小学校1年生のころから始まり、
小学校高学年になり、卒業し、そして成人になった時のことも描かれています。
生徒の純粋な瞳を見て「この瞳を、どうして濁してよいものか」と、大石先生は誓います。
生徒たちに真正面から向き合い、問題が起きたら一緒に悩み、悲しいことがあれば一緒に泣き、笑い、そんなまっすぐな大石先生に感動した方は多いのではないでしょうか。
mamecoはある夜、二十四の瞳を読み直してみました。

すると、驚いたことに。1度目に読んだ頃とはまた違う場面で感動し、
まるで別の物語のように自分の心に染み込んでくるのです。
そのあとで観たDVDで、またもや驚き。
高峰秀子さん主演、木下惠介監督の映画を最初から最後まで観たのは初めてでしたが、今から58年も前の白黒映画に、これほど感情移入ができるなんて!!
約2時間半の映画でしたが、見始めたら終わりまであっというまでした。
優れた作品というのは、いつの時代になっても、
その時代の人の心を虜にするもののことをいうんですね。

ちなみにmamecoは、大石先生が家でお母さんに話をするシーンが好きです。
赴任してすぐ、「嫌んなっちゃう。」とお母さんに愚痴をこぼします。
どんなに強気に思える大石先生にも気弱な一面があるんやなぁ。と少し嬉しくなります。
しかもその数秒後には、「頑張ろう。周りに何と思われたっていい。」と、
またまた強気な大石先生が戻ってくるんです。元気がもらえるこのシーンが大好き!
あなたのお気に入りの場面はどこですか?
今年は、木下惠介監督の生誕100年記念。
8月28日には、二十四の瞳のBlu-rayが発売になります。
どうか1人でも多くの方が、この名作に触れ、何か感じていただけますように。

mameco