きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

8月, , 島行事

川めし

時は、さかのぼり・・・8月14日am4:30
寒霞渓に近い別当川の河原に、何やら人がわらわらと集まって来ました。

江戸時代から伝わるお盆の伝統行事、「川めし」「餓鬼めし」の始まりです。
かまどは河原の石を並べるだけ。
と思いきや、おかまの大きさに合わせて、石の組み方を変えたり、石の大きさを選んだり、技が必要。

各家庭で、下ごしらえしてきた五目飯をかまどの上に。

ぐつぐつぐつ

火加減も大切

あちこちから白い煙が立ち上り、うーーん、なんてのどかな風景!

炊きあがった五目飯は、まず、12枚の柿の葉に盛り、お供えします。

合掌


お供えが終わったら、はい!お待ちかね。

いただきまぁーす!!

朝早くから、河原で五目御飯を炊いてるらしい・・・という
食いしん坊には目がない情報を聞きつけ、駆けつけたわけですが、
そもそも「川めし」「餓鬼めし」って何?という初歩的な質問に、
秋長さんが優しく答えてくださいました。
「お盆になったら、ご先祖様をそれぞれのお家が迎えるでしょ。
でも、家がない仏、無縁仏もいるから、そういった仏が困らないように、
こうして迎えてるんよ。」と。
なんて優しいのぉ!
身寄りのない仏のことまで考えてあげてるなんて。
「でも、それもあるけど、こうやって1年に1回、家族みんなで集まって
帰省している人も集まって、ご近所さん同士、近況報告しあう親睦の場所でもあるんよ。」
なるほど、わかる~。
だって、笑顔がいっぱい溢れてるんやもん。


ワンコも、家族水入らず。

小豆島ガールも、ちゃっかり混ぜてもらって水入らず。

優しくって、のどかなこの伝統。
少しずつ、伝統を受け継ぐ家庭が減ってってるようだけど、
ずっと続いていって欲しいなあ・・・。

am7:00 河原でゆっくり朝ごはんを食べた後は、
皆お墓参りへと行きました。
そして、ワンコは大好きな川でパシャパシャ泳ぎました。

こんな貴重な体験をさせていただいて、小川さん、秋長さん、
そして別当川周辺の方々ありがとうございました!!

aiai