きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

島での出会い, 瀬戸内国際芸術祭, 里のおすすめ

小豆島歌舞伎ビギニング(中山農村歌舞伎)

瀬戸内国際芸術祭で大活躍だったこえび隊企画
「こんにちは!島の先生・小豆島歌舞伎ビギニング」に参加してきました。
毎年、10月第2週目の日曜日に行われる「中山農村歌舞伎」は300年ほど前から続いています。
役者はもちろん、鳴り物を担当する大夫や三味線、衣装や化粧師まで、すべて地域の人たちが行うからびっくり!
そんな歌舞伎の世界を覗いてきました。

今日の先生。中山農村歌舞伎保存会・名物会長の矢田さん

舞台の下、奈落へ
まわり舞台は、ここで5~6人が赤い布のついた棒を持って、えっちらおっちら。
まさに、縁の下の力持ちグッド(上向き矢印)

舞台上には仕掛け装置がいっぱい。
花吹雪を散らしたり、舞台転換したり、ひもを引っ張るだけで、それができるんだって。

その他にも、奈落から人がでてくるすっぽんや、せり出しなどが装備され、
盛りだくさんの演出ができるようになっています。
衣装部屋。代々伝わる衣装を身にまとえば、貫禄たっぷりるんるん

300以上の台本があるらしい。この難しそうな台本を読んで、演出して演技指導。
伝統を受け継ぐって、本当に大変なことなんだあ。

中山春日神社

狛犬の足元にアマガエルがピッタリ

神社内には歌舞伎の絵馬がズラーーーーっと飾られてます。

中山農村歌舞伎保存会・会長の矢田さんに、お伺いしました。
Q:今年の歌舞伎の演目を教えて下さい。
A:三番叟、白波五人男(子ども芸)、忠臣蔵三段目、忠臣蔵七段目、そして今年の見どころは「デコ芝居」。デコ芝居は全国でも珍しい人形芝居で、「デコ」と呼ばれる張り子製の人形の頭に芯棒をさし、それを竹で編んだ胴体に通して衣装を着せた等身大の人形を操りながら演じる芝居のこと。
毎年、いろんな取り組みにチャレンジして、お客さんを楽しませたいですね。
Q:中山農村歌舞伎の見どころは?
A:なんといっても自然と一体となった舞台。舞台の上に、満月がぽっかりと浮かぶ風情はなんともいえんよ。あとは、素人ならではの、ハプニング。何が起こるか分からないのが素人歌舞伎のいいところです。そんなハプニングも楽しんでください。
江戸時代から変わらない中山の方の歌舞伎に対する熱い想い。
見応えたっぷりの農村歌舞伎。ぜひ、ご覧あれー!
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中山春日神社奉納歌舞伎
日時:平成23年10月9日(日) 午後5時開幕
会場:小豆島町中山『春日神社』
アクセス:小豆島オリーブバス大鐸線「春日神社」下車
池田イマージュセンターから無料送迎バスあり
(16時30分から約30分ごと)
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歌舞伎舞台の周りでは・・・
棚田は、実りの秋を迎えています。

あぜ道には、彼岸花

天日干し

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