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体験, 島仕事

オリーブ茶を簡単に作ろう!


(写真提供:Y.Oさん)
先日オリーブ茶を作るワークショップをKITOKURASさんで開きました。
KITOKURASさんのイベントは毎回とても人気が高いこともあり、嬉しいことに、途切れることなくいろんな方々が来てくださいました。
とっても嬉しいのですが、お茶が出来上がるまで最低30分。
1組ずつしか受け入れることができないので、重なった方にはお断りをせざるを得ない状態でした。
お客様とゆったりおしゃべりできるのが嬉しい反面、参加してくださっている方の貴重な時間を30分も奪うのも申し訳ないので、家に帰って短時間で簡単においしく作る方法を探ってみました。
オリーブのほうじ茶作る工程は以下の通りです。

今回は以下の4つの方法を比較します。
(1)オリーブの枝を切ったらすぐにオリーブ茶にする
(2)オリーブの枝を切ったら枝ごとカラカラになるまで自然乾燥させ、その葉をオリーブ茶にする
(3)オリーブの枝を切ったらすぐに葉を摘み、葉を自然乾燥させてオリーブ茶にする
(4)オリーブから自然落下した葉をオリーブ茶にする
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(1)オリーブの枝を切ったらすぐにオリーブ茶にする
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オリーブの枝を切ったらすぐに摘んで洗って煎ります。
切ってからすぐにオリーブ茶にした方が品質が高いオリーブ茶ができるそうです。

ただ、新鮮なオリーブの葉をカラカラになるまで煎るのには15分以上かかります。
量が多い場合は25分ほどかかります。
焦って火を強くしようとすると、カラカラになる前に焦げてしまいます。
ゆっくり火の通る焙烙などでとろ火でじっくり根気よく煎ることがポイントです。

《結果》どうしても出て来たムラのせいか、煎る時間が長いからか、とても香ばしい風味です。
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(2)オリーブの枝を切ったら枝ごとカラカラになるまで自然乾燥させ、その葉をオリーブ茶にする
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剪定しすぎて、よくあることなのですが、枝に葉っぱがついたまんまカリカリに。
こういう時は葉っぱがクルッと巻きます。恐らく、樹が自身を守ろうと、葉っぱから水分を取ることによってこのようになるのかと思います。
今回は枝を切ってから4日後の枝から葉を外してオリーブ茶にしました。
もう葉はカラカラです。

(丸まってカラカラになったオリーブの葉)
そもそも葉が乾燥しているので、煎る時間はさほどかかりません。
2分ほど煎ると香ばしくなりました。


《結果》煎る時間が短いため、ムラがほぼ出ることなく、香ばしくなりすぎず、甘みと香ばしさのバランスのとれたオリーブ茶になりました。
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(3)オリーブの枝を切ったら枝ごとカラカラになるまで自然乾燥させ、その葉をオリーブ茶にする
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オリーブの枝を切ったらすぐに葉を摘み、洗って乾燥させます。
この日は葉を摘んでから5日目の葉を使おうかと思いました。枝が葉の水分を吸わないためか、ほどんど乾燥していません。葉もクルッと巻いていません。

( 左=(2)の葉 / 右=(3)の葉 )
乾燥させるまで待たなければ(1)と同じ結果になるので、今の段階の実験は控えました。
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(4)オリーブから自然落下した葉をオリーブ茶にする
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まさかの↑の自然落下の葉も試してみました。
この場合、枝を切る手間も葉を摘む手間も省くことができます。
地面に落ちている葉を拾って洗って煎ってお茶にします。


《結果》飲めません。風味としては共感できないかもしれませんが、酸化したオリーブの搾りかすを口に含んだようです。成分はさっぱりわかりませんが、お勧めできません。
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《総合結果》
栄養成分は検査に出していないのでさっぱりわからないのですが、
手軽さと風味のおいしさからすると、葉っぱを自然乾燥させてから最後に焙じる方法がいいのではないでしょうか?
《実験を通じたアドバイス》※あくまでkelly独自実験結果
・自然乾燥だけではあまり成分は出てきません。
・葉はかなりカリカリになるまで焙じた方が成分が出てきます。
・カリカリになった葉を細かく砕いた方が成分が出てきます。
・ほうじ茶だからか、熱湯を注いだ方が成分が出てきます。
・焙烙で煎った方がじっくり焦げることなく煎ることができますが、自宅にない場合は分厚いフライパンを使うか、電子レンジを使って熱を与えてください。
《使用できる葉っぱ》
現在オリーブに使用している農薬のうち葉を食用利用できないものがあります。(残留試験の結果安全が確認できなかったもの) したがって無農薬の葉を使うか、葉への利用が許可された農薬のみを使用した葉をお使いください。
なお、緑茶の方法で作っている会社様もあります。よろしければ比較してみてください。
緑茶より多くのポリフェノールを抽出できるそうです。
以上です。もっといい方法があるなどの情報があればシェアしていけるといいなって思います♪

kelly