きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

小豆島art

ISHI BOYS

どどーーん!
島中に貼り出されたポスターと幟
このでっかい石は何?ホントに小豆島にあるの?

その謎を解く日
小豆島 石の歴史シンポジウムが11月5日、6日盛大に開催されました。
さてさて、そんなシンポジウムの様子をご紹介
石の歴史シンポジウム・いいねポイント
その1 その道のプロの先生方がガイド役
前大阪城天守閣館長の中村博司先生を始めとした、
その道のプロの先生方が集まって、分かりやすく、時には専門的にパネルディスカッション

次の日のエクスカーションでは、小豆島と前島の石切丁場跡を、その先生方がガイド役となって
案内してくださるという、贅沢さ。
なんといっても、そんな先生方が石を語る時の、生き生きとした少年のような瞳には、私もワクワクしました。
その2 3年前に廃校になった福田小学校で開催

姫路航路の玄関口「福田」は、かつて石の産業で栄えた場所。
今でも採石が行われています。
日本で唯一の国指定史跡の天狗岩石切丁場跡がある岩谷地区とも近い場所。
そんな福田地区の小学校ですが、子どもの数が少なくなって廃校になりました。
今回はその小学校を使っての開催。
準備で訪れた際、使ってない校舎は、やっぱりひっそりしてて、埃っぽい。
それを、掃除して空気を入れ替えてると、だんだん息を吹き返してくるのがわかる。
当日、人がたくさん集まると、急に活気を帯びてきて・・・
やっぱり、人の力ってすごいなと思いました。
その3 影で、このシンポジウムを支えてきたSHIMA BOY 兼 ISHI BOY


シンポジウムの企画運営から石丁場の草抜き枝打ちなど、何から何までやってのけたISHI BOYさんたち。
島石の魅力をいろんな人に知ってもらいたい!という島石にかける熱い想い!きっと、多くの人に届いたはず?!
石の歴史シンポジウム・歴女ポイント
その1 矢穴の位置
さて、この矢穴は頭上にありますが、ここから何がわかるでしょう?

それはね、岩がこの向きでなかったってことだよ。
何らかの理由で、転がってこの向きになったんだ。
っていっても、転がった?どうやって転がしたの?
・・・矢穴跡から、遠い昔に想いを馳せる。
その2 刻印からたどる歴史の謎!
○に□のこの刻印は黒田家のもの

丁場跡には、いろんな刻印が入った石がごーろごろ。
大阪城石垣にもよーく見れば刻印が入っています。
その刻印を探して、この刻印は○○家のだー。どの場所から運んだのかな?と歴史探訪しよう。
その3 400年前にタイムスリップした気分に浸る
トンカントンカン、どこかから石工さんが出てきて、今にも作業を始めそうな雰囲気。

石工さんたちの生活から、当時の様子を想像してみる。
石の歴史シンポジウム・アラカルト
【刻印石パネル展】

石に刻まれた印から、こんなにたくさんのことが分かるんだと、発見がいっぱい!
※見逃してしまった方に朗報!
刻印石パネル展が開催されます。
開催日時:11月19日~26日 場所:福田公民館
詳しくは⇒小豆島町オリーブステーション
【エクスカーション】
2日目は、石の道をたどる旅へでかけました。
岩谷の天狗岩石切丁場跡、小海の大坂城残石記念公園、そして前島へと石の里クルージング。
○岩谷の天狗岩石切丁場跡(国指定史跡)
小天狗岩の不思議

なんとこの岩、右側の岩によりかかってるかと思ったら・・・
ぎりぎりの所で止まってるのです!不思議―

ポスターにもなった、天狗岩はやっぱりおっきい

○福田港を出発!島肌がごつごつしてて、迫力満点

○大坂城残石記念公園(土庄町小海)

ズラーっと並ぶ石を切り出す道具類


○前島(岡山県瀬戸内市)
前島は岡山の牛窓から船で10分程でつく小さな島。
キャベツ畑の段々畑と海のコントラストがなんともかわいらしい。

大坂城築城残石郡

大坂城石垣とつながりがあることが分かった理由にもなった銅鐸の刻印



○犬島(岡山市)
精錬所やアートの島で、瀬戸内国際芸術祭ですっかり有名になった犬島は、
実は石の島でもあります。今でも採石が行われてるそう。

【最後に・・・】
ぎゅっと詰まった2日間
島に残る丁場跡から、多くのことが見えてくる。
歴史は奥深く、まだまだたくさんのロマンを秘めている丁場跡。
石の歴史を紐解く旅は、まだまだこれから、始まったばかり。
※関連ブログ⇒歴女必見!Part2!天狗岩石切丁場

aiai