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本場の本物


皆様、この『本場の本物』のマークをご覧になったことはありますか?
実はこの『本場の本物』、これから世界に『日本の食の代表』を示すマークになると言っても過言ではありません。
そもそも『本場の本物』とは、日本各地の豊かな食文化を守り、育てるために設けらた、表示基準です。
それも、どれでも示すことができるのではなく、日本各地から選び抜かれた食品だけにつけることができます。いわば、ヨーロッパのDOP、フランスのAOCといった地理的呼称制度とほぼ同内容の制度であり、日本では他に類するものはありません。

そして『本場の本物』は更に認知され、活きていくよう、認定を受けている皆さん自らが立ち上がり『「本場の本物」ブランド推進委員会』が設立されました。
そして、7月11日〜13日に『第一回産地研修会』が行われ、日本各地からの本場の本物を作っている皆様が小豆島に起こしになりました。

実は『本場の本物』には現在25認定されてされている中、小豆島では「佃煮」「醤油」「オリーブオイル」の3品目において認定を受けています。「こんな3品目も並ぶなんてこと、ないですよ」と言って写真を撮られる方もいらっしゃいました。
今回の研修会では、小豆島佃煮や桶仕込み醤油が造られ、オリーブが育つ現場を見学した後、意見交換会が行われました。
本場の本物』の理念は何か、『本場の本物』五か条は何か。改めて皆さんで考え、ブランド価値や意味に対して統一した意思を持とうという試みです。
実はこの『本場の本物』は今、申請を望む方が増え続けています。特に震災を期に『本場の本物』を取り扱いたいという声も高まっているそうです。さらに、2015年のイタリアのミラノで開催される万博にて、世界の地域ブランドとして紹介されることになっています。
これからの動きが楽しみです。
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[参考]
財団法人食品産業センター・本場の本物

http://www.town.shodoshima.lg.jp/olive_station/information/honbanohonmono.html

◆『本場の本物』と示すことができる『佃煮』
○ 製法の特徴:無添加。熟練工が少量をていねいに煮炊き。
○ 原材料の特徴:醤油は小豆島産、素材は30年以上使われつづけている昆布、のり、わかめ、しいたけ、おじゃこちりめん、きゃらぶきの6品目に限定。
○ 品質と安全性:仕上げの段階では、90~95℃の蒸気や熱湯で40~60分かけて殺菌。熟練工による味覚テスト、生菌数・大腸菌数検査のほか、包装後は製品に対し、金属探知器、X線検出機等による異物検査も実施。

http://www.town.shodoshima.lg.jp/olive_station/information/honbanohonmono-tukudani.html

◆『本場の本物』と示すことができる『醤油』
○ 醤油の特徴:50年、100年と使ってきた杉桶を使い、1~2年の長期にわたりゆっくりと時間をかけて発酵・熟成させる。発酵では蔵や桶に棲みつく酵母の助けを借りる。
○ 原材料の特徴:九州の丸大豆、香川または北海道の小麦を使用。
○ 品質と安全性:原料チェック、洗浄、異物除去を実施。品質検査(色度、全窒素分、細菌検査等)、官能評価(正常サンプルとの比較)もあわせて実施。

http://www.town.shodoshima.lg.jp/olive_station/information/honbanohonmono-syoyu.html

◆『本場の本物』と示すことができる『オリーブオイル』
○ 製法の特徴:枝や葉、病果、傷果を除去し、島内にある遠心分離機等を使ってオイルを抽出。添加物や島外のオイルは一切混ぜずに瓶などに充填。
○ 原材料の特徴:小豆島と豊島からなる小豆郡内で栽培・収穫されたオリーブの果実のみから搾油する。果実はすべて手摘みで丁寧に収穫。
○ 品質と安全性:収穫した果実はキレイに洗浄しその際に異物があれば除去。また採油後もろ過により微小な異物を取り除く。

http://www.town.shodoshima.lg.jp/olive_station/information/honbanohonmono-olive.html

kelly