地球の成り立ちを知る上での宝物
時はさかのぼり10月5日 『ジオサイト探訪』
今から、世界のマグマ学者が注目している石を見ることができる
そう思うと自然とテンションが上がっていました!!
神ノ浦、皇子神社で目にしたのは、
真っ黒な岩のかたまりと、海岸に散らばる黒い石ころ。
マントル直結安山岩(サヌキトイド)
今からはるか30億年以上も前に作られた地球の大陸地殻がどのようにして
作られたのかを考える上で大きな展開をもたらす可能性のある石です。
翌日、石の魅力創造シンポジウムで巽先生が詳しく解説してくださいました。
(それをかなり簡単に説明すると↓)
地球の大陸地殻は安山岩からできています。では、安山岩はどうのようにしてできたのか?
その説の1つが「マントル直結安山岩説」です。
・・・マントルが溶けて直接、安山岩ができるとうい説です。
普通の安山岩は、玄武岩がもとになって安山岩に変化します。
でも、マントルに直結している安山岩は、なかなか見つかっていませんでした。
それが、1980年代後半に、小豆島で発見されたのです!!
(巽先生が証明しました)
この岩が見つかったことで、多くの研究者は大陸地殻はマントル直結安山岩で
できていると考えているそうです。
これからの研究結果が楽しみでしかたありません。
石を通して、地球の進化を考える時間、これまた貴重な体験でした。
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