きれいなものを、みつけに ー小豆島ガールー

小豆島で輝く女性の「きれいなもの」がいっぱい!

島仕事

ヤマロク醤油新桶作り 2015

ヤマロク醤油さんで、見事4本の新桶作りあげました!


吉野から届いた桶材を、ヤマロク醤油 山本 康夫さんと腕利きの大工 坂口 直人さんが12月25日から整え始め、


(▲ 理想の円周になるよう、側面の板はまず4枚ほど組み合わせ、一定の幅の「棚」にする。)

(▲ 板と板の接地面に未来へのメッセージを残す)

(▲ 側板を竹釘を使って組み合わせると桶らしい形に)
1月19日からいよいよ組み始めました。



翌日からは山本さんと同級生の三好 裕介さんも参戦。
数人分の力を1人で担ってしまうほどパワーのおかげで1本目の箍が入っていきました。


箍の中に入れる芯を作る女性2人も息がぴったり。


そして、ここからどんどん仲間がふえていきます。
徳島で小型の樽を作る樽職人・原田 啓司さんが参戦し、


料理教室で発酵の先生をしたりする新井 結加里さんも参戦。
(男ばかりの環境のオアシス的存在に)


職人醤油の高橋 万太郎さんは、ヤマロクさんが大阪堺にある藤井製桶所で修行している時から参戦しているのですっかり手馴れたもの。
あるお醤油屋さんの長島さんも2回目の参戦。
難しい箍作りをすぐに解読し、適切な指示を出してくれる心強い存在です。




これだけ人数が増えると桶数本の作業が同時進行していきます。


底板を入れる頃に、引っ張りだこの腕利き大工・三宅真一さんが来てくれました。
一番重要な底板を削れるのは、三宅さんの腕があってこそ。
これで初期メンバーが揃いました。
(藤井製桶所で修行をしている様子はこちらから→ http://shimagirl.jp/?p=381



後半になると、全国各地で木桶作りを行う醤油や酢の蔵人が、ヤマロクさんの想いに共感して参戦してくれました!
弓削多醤油さん、片上醤油さん、足立醸造さん、森田醤油さん、桑田醤油さん、堀河屋野村さん、みふね酢さん、そして今後木桶も視野に入れる丸秀醤油さんが参加。
さらに大阪の枚方でこだわり食品を販売するきしな屋さん、麺や七彩の阪田 博昭さんも参戦。
これだけの醤油屋さんが力を合わせている様子をみると、胸が高まります。
夜の食事会で出てきた合言葉は「ロマン」。
今後が楽しみです。



そして、最後の箍と底板を入れて見事4本完成!

朝から日暮れるまで極寒の中で神経を使う力作業を続け、
毎晩深夜まで語らう男たち。
休憩時には指先に力が入らないのに、桶を作るときは力がみなぎっている。
大変だろうけどそれ以上に楽しそう。
この熱い想いが、どんな未来を切り開いていくのか楽しみです。

kelly