坂手港にあるCreator In Residence「ei」では、「小豆島の”えい”未来」をテーマに
瀬戸内国際芸術祭の会期中、10組のクリエイターたちが各10日間にわけて
さまざまな制作を行っています。
4.1-4.10 2期 吉行良平と仕事/Oue/暮らすひと暮らすところ
国内外で活躍されている吉行良平さん、大植亜希子さん、戸田祐希利さんのご指導のもと小豆島高校の生徒達が贈り物づくりに挑戦しました。
ここからは高校生クリエイター目線でお伝えします。
「今日な、坂手港のオープニングイベントで、芸術家の人に「高校生ですか?」って声かけられたんやあ。それで、なんかわからんけど先生へのプレゼント作ろうっていうことになった。」
(先生=この春転任してしまう担任の先生。みんな大大大好きで、とても親しみを持ち尊敬していてお姉さんみたいな感じ。)
そんな感じのはじまり。
次の日から「ei」通い。部活や塾があるからみんな来れる時間はいろいろ。
まずはじめに考えたことは、醤油を入れる試験管に何をいれるか。
そこからどんどん、本題からはずれないように発想を膨らませます。
私はしゃべるのが好きやから~毎日しゃべる言葉を入れる→じゃあ、どうやってその言葉を出す?→振って出す→何を振る?→青のり!→じゃあどうやって青のりで言葉を表す?→う~~ん・・・・・・・・・・う~~ん・・・・・・・。
自分の作った作品のことを人にわかりやすく説明するために、また悩んで考えて悩んで。
今までにしたことのない考え方やったり、想像したり・・・。頭使いすぎて帰ったらお風呂も入らずこたつで寝てしもた。。。
吉行さんに、「すごくしんどそうやったから、次の日来ないかと思った。」って言われたけど、すごく充実した毎日やったから楽しかった。
大植さん、萌の想像引出中。ガールズトーク楽しそう。
雅人と戸田さん、なぜかしっくりくる二人。
あ~でもない、こ~かな?悩む真輝。
ちょっと厭き気味な佳以。。。
もくもくひたすら作業中、杏。
7日にはそれぞれの作品のプレゼンテーションをしました。
プレゼンの様子は塩田小豆島町長が ブログ「八日目の蟬記」に書いてくださいました。
(第910回 吉行良平と仕事/Oue/暮らすひと暮らすところ)
たくさんの人に見守ってもらいました。
たくさんの坂手の人たちに支えていただきました。
いろんな人に出会えました。
今までに経験したことのない日々を過ごしました。
とうとうやって来てしまった・・・見送り。
・・・さみしくてしかたない。
吉行さんへ 大植さんへ 戸田さんへ
私たちは大好きな先生にこの小豆島を忘れないでほしいという思いで、それぞれにこの島の良さを考え、自分と向き合い、皆さんの指導とサポートのもと作品を完成させました。
今回の活動で、学校では習えないことをたくさん学び、毎日坂手に行くことが楽しみでしかたありませんでした。自分の作った作品を人に伝える、表現するってことは難しい。でも、言葉ひとつですごくわかりやすくなったり、順を追ってポイントをおさえることで、伝わるってこと。
何かを作り上げて、それを見た人に否定されてもいい。ただ自分がこだわりを持って、考えて、良いって思えることが大事なんやって教わりました。7日の日のプレゼンでたくさんの人から褒めてもらい、いろんなデザイナーの方から言葉をもらって幸せな幸せな10日間でした。吉行さん、大植さん、戸田さん、素敵な時間をありがとうございました。また会える日まで。
mikarin kai